DENSENの中で“DP-04”と呼称される電流増幅型フォノボードを電源部付専用ドックに収納した、MC/MM両用単体フォノイコライザーです。
DP4 Driveの最大の特色は、青色LEDと受光素子の組み合わせで発電する、MCヘッドアンプ部のアイソレーション電源部でしょう。
従来のMCカートリッジの増幅において一般的に指摘されていた懸念点の内のひとつは、特別微弱な信号に与えるノイズの影響でした。
DP4 Driveに搭載されるDP-04フォノボードのヘッドアンプ部では、外部電源からの電力供給でLEDのみを点灯させ、本体内で自家発電を行います。
結果、最もクリティカルなヘッドアンプの電源は、外部の商用電源から完全に分離された形で駆動されるわけです。
光源として採用されているLEDは、一般的な電球と比較して寿命が長く、特に青色発光ダイオードの場合は発電効率が良いのも魅力です。
実は、この光整流によるMCヘッドアンプへのアイソレーション電源については、DENSENの製品において既に十数年に渡る実績を有しています。
ちなみに“DP-04”以前のフォノボードでは、光源に赤色電球を利用する事により、このアイデアの実用化を図りました。
しかし、より耐久性に優れる光源を求めた結果として辿り着いた選択が、DP4 Driveに採用されている青色LEDなのです。
独創的な構造ではあるものの、ライフタイムが長く、且つ実用性の高いパーツの選別を持って、オーディオ製品としての完成度を高めています。
そして、もうひとつの特徴として、電流増幅型MCヘッドアンプという点が挙げられます。
従来の電圧増幅型MCヘッドアンプでは、カートリッジに合わせた負荷抵抗を選択する必要がありましたが、DP4 Driveは異なります。
DENSENは、従来の電圧増幅アンプの代わりに、MCカートリッジのコイルからの電流に対するインピーダンス変換器を設計しました。
それに伴い、負荷抵抗を意識する事無く、いつもカートリッジとの完全なインピーダンスマッチングを取ることが可能です。
DP4 Driveは、もちろんMMカートリッジにも対応していますので、様々な種類のカートリッジでアナログオーディオをお楽しみ頂けます。
利用可能なポジションについては、MCポジションが -6dB/0dB/+3dB/+6dB の4つ、MMポジションの1つ。計5ポジションになります。
これは、DP4 Drive内部のディップスイッチで切り替えて頂きます。
なお利得についてですが、弊社実測ベースにおいて、MC(0dB)が+70dB程度、MMが+40dB程度となります。
初めて使う良質な外部フォノイコライザとしてのご選択だけでなく、ちょっぴり変わったフォノイコライザも所有してみたいという
ヘビーなアナログレコードファンの皆様にもお勧め致します。

S/N比 92dB(MM)/90dB(MC)
利得 40dB(MM)/70dB(MC・0dB)
ゲイン切替 MM/-6dB(MC)/0dB(MC)/+3dB(MC)/+6dB(MC)
チャンネルセパレーション 90dB以上
全高調波歪率 0.01%以下
周波数特性 20〜20,000Hz(+/-0.1dB)
消費電力 4.3VA
寸法 W111xH34xD310(mm)
重量 1.6kg
仕上げ シルバーまたはブラック